1試合平均観客動員数3万4180人「外国人観光客に大ウケ」

ペナントレースも残りわずかとなったプロ野球。NPBが発表した今シーズン前半戦の1試合あたりの平均観客動員数は、昨シーズンを3000人以上上回る3万4180人。実際、どのカードも大入りだが、その中には外国人の姿もよく見かける。
実は、ここ数年、プロ野球観戦に訪れる外国観光客が急増している。鳴り物や選手ごと応援歌など米国メジャーリーグとは応援スタイルは異なり、野球にあまり興味のアメリカ人、さらに野球のルールをあまり知らないヨーロッパの人にも人気なのだ。
「特に人気が高いのは、東京ドームの巨人戦、神宮球場のヤクルト戦、それに甲子園での阪神戦の3つ。東京都心と大阪近郊という立地の良さに加え、巨人のタオル回し、ヤクルトの傘、阪神のジェット風船といった応援が海外でもウケているんです。SNSやユーチューブでも紹介されており、その影響も大きいようです」(スポーツ紙記者)
この夏、来日中に東京ドームの巨人戦と神宮でのヤクルト戦を観戦した米国人男性(32歳)は、「ベースボールはアメリカで全然観てないけど、日本のスタジアムはライブ会場みたいな一体感があって最高。ビールも客席まで売りに来てくれるから何杯も飲んじゃったよ(笑)」と話す。
また、先日阪神戦を観に甲子園を訪れたという英国人男性も「スタンドの盛り上がりはプレミアリーグ以上。売店のフードメニューはどれも美味しかったし、また日本に来たら観に行きたいね」と大満足した様子だ。
「プロ野球の球場メシは、米国4大プロスポーツ、サッカーの欧州5大リーグと比べてもレベルが高い。しかも、部分の国では売ってないようなメニューばかりですし、彼らの金銭感覚ではかなり安い。そこも外国人にとっても魅力のようです」(同)
競技そのものにはあまり興味のない外国人たちすら虜にしてしまう日本のプロ野球。実は、世界に向けてもっと誇ってもいいコンテンツなのかもしれない。とアサ芸は報じた。
編集者:いまトピ編集部