『横綱』目を覆いたくなる惨状、史上最短か

9月14日から始まる大相撲秋場所(東京・両国国技館)を前に、胸を躍らせている者、思うように稽古ができず焦っている者など、力士たちの思いはさまざま。
そんな中で、ひと際不安にさらされているのが横綱豊昇龍だ。
横綱になって4場所目。過去3場所は途中休場、12勝、途中休場と散々。これまで献上した金星は早くも8個になる。
まさに目を覆いたくなる惨状で、師匠の立浪親方(元小結旭豊)は先場所、休場を発表した際に「ファンや相撲協会に迷惑をかけているので、次こそ優勝争いができように必ず万全で出させる」と退路を断った言い回しで巻き返しを確約した。
「もし、この秋場所も金星を連発し、休場に追い込まれる最悪のシナリオに陥ったなら、横綱の資質がないということになり、進退問題に発展しかねない。
過去の最短命横綱は39代横綱の前田山の在位6場所ですが、それを塗り替える可能性もあります。
今場所の豊昇龍はもう言い訳ができない。文字通り、力士生命が懸かっていると言っていいでしょう」(大相撲担当記者)
八角理事長「優勝? 大の里でしょう」
まさに崖っぷち。
このため、途中から合流した夏巡業では、「(結果を出せないのは)優勝したいという気持ちが強いからじゃないか。いつも通りのオレに戻りたい」と話し、連日、汗みずくになって稽古に励んでいた。
しかし、これが裏目に。8月23日の新潟市巡業でライバルの横綱大の里と稽古した際、「(左肩の関節が)浮いた」と明かし、大事な巡業終盤、まったく稽古ができなかったのだ。
それでも持ち前の気力でカバー。
9月5日の横綱審議委員会の稽古総見では大の里に5勝3敗、トータルでも13勝6敗と大きく勝ち越し、「いい稽古ができた」と笑顔を見せた。
「プロの目はごまかせません。八角理事長は『稽古場は(負けてもいいと)余裕があるから、強引な投げも決まる。もっと前に出ていかないと。優勝? 大の里でしょう』と冷ややかでした」(協会関係者)
豊昇龍はクビがかかっていると週刊実話WEBが報じた。
編集者:いまトピ編集部