引退を視野に「数年前からボロボロ」

少し気が早いかもしれないが、大相撲秋場所(9月14日初日)後の去就が騒がれそうな力士がいる。十両三枚目まで番付を落とした遠藤だ。
前頭七枚目で迎えた先場所を全休場。相撲協会に提出された診断書によると〈右膝十字靱帯損傷、内側側副靱帯損傷、内側半月板損傷、外側半月板損傷、変形性膝関節症で2ヶ月間の入院加療を要する〉とのことで、7月に膝を手術した。
8月21日に健康診断のために両国国技館に現れるも、秋場所への出場については「リハビリを頑張ります」として、明言しなかった。
角界関係者が耳打ちする。
「数年前から、腰から下半身にかけてがボロボロ。相撲の稽古はおろか、筋肉トレーニングすらロクにできない時期がありました。今場所も全休してしまうと、幕下への陥落は必至です。親しい関係者に『体がキツイ』と漏らしているように、すでに引退を視野に入れていると聞きます。最近は振分親方(元関脇・妙義龍)、大山親方(元小結・北勝富士)のように、幕下に陥落後に即引退するケースは少なくありませんから。ちなみに、遠藤は『北陣』という年寄株を所有しているので、引退後は親方として協会に残れます」
かつて「ざんばら髪」で人気を博したアイドル力士も、10月に35歳を迎える大ベテランに。すでにセカンドキャリアを見据えた動きを水面下で進めているようで、
「母校の系列校である金沢学院大学相撲部の学生をスカウトしているようです。昨年の国体で優勝した大森康弘が、内弟子として内定しているんだとか。引退後しばらくは、所属する追手風部屋の部屋付き親方として経験を積む見込みですが、将来的に独立するのが既定路線。過去に右腕だった元付け人の実業家が、後援会組織の準備に動いています。その他にも太いタニマチを複数、抱えているだけに、財力は安泰でしょう」(前出・角界関係者)
引退後の青写真は順風満帆。それだけに、最後にひと花咲かせる姿を見たいものだが…とアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部