『2026年W杯』チケット価格が5倍に高騰「予想以上」「それにしても高い」

国際サッカー連盟(FIFA)は9月3日、米国とカナダ、メキシコで共催される2026年ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会のチケット先行抽選などの詳細を発表した。
「W杯チケットは、ここ最近高騰しており、今回も値上げは避けられないと思っていました。でも、その値段は予想以上でした」(サッカー記者)
最高額は決勝戦の6730ドル(約100万円)で、最も安いのは1次リーグの試合で60ドル(約8900円)。
しかも、先行抽選に参加できるのはFIFA公式パートナーのビザのカード保有者のみ。
「9月19日までにカードを保有すれば」の但し書きもあり、新規加入者を狙っての戦略とみられる。
それにしても、高い。
今回は出場国も従来の32カ国から48カ国に拡大され、W杯史上最大規模となる。
総試合数は104、ある程度の値上げは予想されていたが、前回のカタール大会の決勝戦・チケット最高額は5850カタールリヤル(約21万円/当時のレート)だったので、約5倍も跳ね上がった計算になる。
「米国プロスポーツのチケット代は高額で、アメフトのスーパーボウルは平均約95万円、バスケNBAファイナルは約58万円。大リーグは昨秋MLBワールドシリーズの30万円以上のチケットが完売でした」(同)
スポーツ観戦といえば、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のTV中継はネットフリックス独占配信となり、月額視聴料を支払わなければ見られない。
「スタジアム観戦料は高くて当然、TV視聴は有料」の文化を持つ米国式が、日本にも押し寄せてきた。
今後「休日はビール片手にスポーツ観戦」なんてこともできなくなるのか。
「今回のW杯は座席の位置によってチケットの種類もさまざま。日本の熱心なファンは、それでも現地観戦するはず」(同)
高額チケットを買わされて、サッカー日本代表が決勝リーグに進めなければ…。値上げの恨みは選手たちにも向かいかねない、と週刊実話WEBが報じている。
編集者:いまトピ編集部