2025/9/19 14:11

国内興行収入330億円を突破『映画』観客動員は2300万人超え

映画

アニメ「鬼滅の刃」の劇場版最新作「鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」が、公開から約60日で国内興行収入330億円を突破した。観客動員は2300万人を超え、スタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」(約317億円)を抜いて国内歴代2位に浮上。歴代1位には同シリーズの「鬼滅の刃 無限列車編」(約408億円)が君臨しており、鬼滅シリーズがランキングのトップを独占する形となった。

さらに、海外を含む全世界での興行収入はすでに約680億円に到達しており、今後は400億円の大台突破、さらには「無限列車編」超えが現実味を帯びてきた。公開から2カ月を経ても勢いは衰えず、劇場にはリピーターが詰めかけている。

その背景には新たに発表された入場者特典もある。9月20日から全国で配布が始まる「パンフレット副読本~決戦編~」は150万人限定という豪華な特典で、原画や設定資料も収録されることから「貴重なコレクターアイテムになる」と話題を呼んでいる。ファンの間では「また映画館に行く理由ができた」「特典がなくなる前にもう一度観たい」といった声が相次ぎ、さらなる興収の押し上げが期待される。

実は「鬼滅の刃」の入場者特典商法は、今回の「無限城編」に限った話ではない。2020年に公開された「無限列車編」でも、来場者プレゼントが段階的に用意され、動員を押し上げる大きな要因となった。結果として、国内興行収入は約408億円に達し、日本映画史上歴代1位の記録を樹立した。

こうした仕掛けは近年のアニメ映画では定番となっている。井上雄彦監督による「THE FIRST SLAM DUNK」もその代表例だ。公開から数カ月後にも特典を追加投入し、観客の足を劇場に呼び戻す戦略でロングラン興行を実現した。ほかにも、新海誠監督作品や「名探偵コナン」シリーズなど、多くの大作アニメ映画が同じ手法を用い、ヒットの裏に「来場者特典リピーター効果」があることは業界内でも常識となりつつある。

果たして、入場者特典を武器に鬼滅シリーズの興行収入はどこまで伸びるのか。「無限列車編」が打ち立てた約408億円という大記録を超え、歴代1位の座に輝くのか、ファンも業界関係者も、その行方を固唾をのんで見守っているとアサ芸プラスは報じている。

「鬼滅の刃 無限城編」国内興収330億円突破!新たな特典「パンフレット副読本~決戦編~」が歴代1位に押し上げるか | アサ芸プラス「鬼滅の刃 無限城編」国内興収330億円突破!新たな特典「パンフレット副読本~決戦編~」が歴代1位に押し上げるか | アサ芸プラス

編集者:いまトピ編集部