2025/9/30 09:52

『ばけばけ』衝撃・強烈すぎて「初回から斬新過ぎる」

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29日よりスタートしたNHK連続テレビ小説『ばけばけ』で、没落士族の娘である主人公・松野トキ(髙石あかり/福地美晴)の父・司之介(岡部たかし)が行っていた“丑の刻参り”にツッコミが相次いでいる。

この日の放送は、トキ(髙石)が怪談をする場面からスタート。2つ目の怪談を始めると幼少期のトキ(福地)と白装束で3本のロウソクを立てた鉄輪を被り、五寸釘を打ち付ける男性が映る。

オープニングを挟んで明治8年、その丑の刻参りをしている男性の顔が明らかに。それはトキの父・司之介で、後ろには同じく白装束をまとったトキと母・フミ(池脇千鶴)、祖父・勘右衛門(小日向文世)がおり、勘右衛門は「ペリーも呪っちょくれ」「元はといえばやつが黒船でやってきたからこげな時代になった! ペリーを…早くペリーを!」と司之介に藁人形を差し出す。

藁人形を受け取った司之介は「黒船めが! この! ミシシッピ! サラトガ! プリマス! …黒船!」と叫びながら釘を打ち付けた。

この強烈な絵面に視聴者は「朝ドラでこのシーンが出てくるとは」「朝からやばすぎ」「初回から丑の刻参りしてる朝ドラ、斬新過ぎる」と衝撃。

しかし同時に「丑の刻参りは観客入れてやるもんじゃないよ(笑)」「家族に見守られながら行う丑の刻参りは根本から間違ってますから無効でしょうね」「黒船…………。呪えないね」といったツッコミの声が…。

なかには「丑の刻参りって他人に見られたら効果がなくなるとか呪った本人に呪いが返るんじゃなかったか。ガクガクブルブル」と震える人もいた。

さらに、「『ミシシッピ、サラトガ、プリマス』と艦船名を挙げていき、4隻目のサスケハナが出てこなかったので間を置いて『黒船』って言っているあたりに呪いが足りてない気がする」「ペリーは日本に来て4年後の1858年に亡くなってます。丑の刻参りをするまでもなかったようです」といった指摘も。

確かに1853年(嘉永6年)に来航したのは蒸気船のサスケハナ号とミシシッピ号、帆船のサラトガ号とプリマス号の4隻だが、司之介は3隻の名前を挙げたあと言葉に詰まり、「黒船!」でまとめ直してしまっている。そして、1875年(明治8年)にすでに亡くなったペリーを呪う意味はない。

しかもこの行為は夜中に厠へ行った、トキの同級生にまで目撃されており、儀式と呼ぶにはあまりにもお粗末だ。一方で「丑の刻参りの呪ってる対象がデカすぎて安心? した」「一家総出で丑の刻参りしているのは効果がないと思われるので、仲良し家族の夜の遠足みたいでよかった」とほっこりした人も多いよう。

筆者も見ながら笑ってしまったし、「呪う気ある?」とすら思った。

怖いものがめっぽう苦手な筆者だが、同ドラマは“コミカルな丑の刻参り”スタートのお陰でぐっとハードルが下がった気もする。もし「怪談」というワードで視聴を避けている人がいれば小声で「多分大丈夫」と伝えたい、とSirabeeが報じた。

『ばけばけ』初回の“あるシーン”が強烈すぎて… 「朝からやばすぎ」視聴者からツッコミ続出 – Sirabee『ばけばけ』初回の“あるシーン”が強烈すぎて… 「朝からやばすぎ」視聴者からツッコミ続出 – Sirabee

編集者:いまトピ編集部