正式な球団発表はまだ...「退任」が明らかに

横浜DeNAベイスターズ・三浦大輔監督の退任が明らかになった。正式な球団発表はまだだが、南場智子オーナーが9月29日に自身のXを更新し、辞任の申し出を受理したと報告している。
プロ野球を取材するベテラン記者が言う。
「去る9月17日、オーナー会議が開かれました。その帰り際、南場オーナーは記者団に、三浦監督の去就について質問されています。オーナーは『(ペナントレースを)振り返ったりするタイミングではないので』と言葉を濁していました。記者団からの質問にははっきり答えるタイプだったので、この時から退団を予想する声が強くなっていきました」
今季は2位を確定させ、クライマックスシリーズ・ファーストステージの主催権を勝ち取った。今季までの5年間は、就任1年目こそ最下位だったものの、4年連続でのAクラス入りを決めている。
フロントと現場の信頼関係は良好で、
「昨年は日本一になり、今季はペナントレースの優勝を、フロント、現場ともに強く意識していました。その期待に応えられなかったことへの責任を感じ、同時に若手の育成についても悩んでいたようです」(球団関係者)
今季のスターティングメンバーを見ると、ショートの水上泰輝や捕手の松尾汐恩など若手が育っており、蛯名達夫や梶原昂希らの打撃成績に安定感が出てきた。順調に若手が育っており、現場が悩む要素はないようだが、こんな見方もされていた。
「ドラフト1位で指名した度会隆輝のほか、森敬斗や小園健太が伸び悩んでいます。彼らはチームの中核になってもらいたいと期待されています」(前出・ベテラン記者)
CS突破、2年連続日本一を達成するには、若手の奮起がさらに必要になる。DeNAが2年続けての下剋上に成功すれば、三浦監督にとって最高の花道となるだろう。
しかし、勝利監督を黙って見送るだけでは、新たな混乱を招く。CSの結果次第では、フロント要職への就任が打診されそうだとアサ芸プラスは報じている。
編集者:いまトピ編集部