巨人、150億円規模「史上最大補強」へ

若くして長年チームを支えた稀代の名打者、巨人・岡本和真が、ついにメジャー挑戦を表明したが、これを受け、球団は100年近く続く球団史でも最大規模の補強に乗り出すという。
近年、チームは貧打が深刻で、特に昨年は岡本の故障により見るも無惨な状態に。チーム最多本塁打・最多打点のキャベッジは17本塁打、51打点という体たらくだったとのこと。
岡本は故障で69試合の出場に留まりながら、チーム2位の15本塁打、49打点、打率は.327。怪我さえなければ三冠王も狙えた成績で、メジャー挑戦は“唯一まともな打者”を失うことを意味するという。
新戦力といきたいところだが、10月23日のドラフト会議では1位~3位が投手で、即戦力が期待できる打者獲得はナシ。若手も将来の4番候補はほとんど育っておらず、ファンの間では“暗黒時代”の到来も公然と囁かれている様子。
しかし、この窮状にフロントは反撃の準備を進めているようで、岡本のポスティングで得られる移籍金を使い、岡本の穴を埋めて余りあるほどの“史上最大補強”を行う計画があるという。
「近年の日本人野手の契約例を見ると、吉田正尚が5年総額9000万ドル(約110億円)、鈴木誠也が5年総額8500万ドル(約101億円)。岡本の年齢と実績を考えれば、5年で大台の1億ドル(約152億円)契約が妥当なラインです。球団は、この資金を再建の“起爆剤”にする構えで、既に複数の調査を進めています」(球団関係者)
しかも、補強は国内球団の有力選手に留まらないといい、フロントは既に、水面下で複数のメジャーリーガーを調査中だという。
「ターゲットは、MLBで実績を持ちながら、来季以降の契約が不透明な中距離砲やユーティリティプレーヤー。国内の候補も合わせて、長嶋茂雄監督時代の再来、かつてのローズ、ペタジーニ、小久保らを獲得した2004年の“史上最強打線”を超える補強を目指すそうです」(同)
史上最強打線といえば、高齢の強打者ばかりを揃えたために守りや機動力が疎かになり、球団史上最大の“暗黒時代”を迎えたほどだが…
「当時は松井秀喜という絶対的主砲のメジャー流出に焦り、その穴埋めに他球団の4番を多数獲得。おかげで守りはボロボロな上、若手の出番も減っていました。チームは昨年来ファンの不満が深刻で、岡本の離脱でファン離れはさらに加速するでしょうが、金に頼ったチーム作りでは当時とまた同じことを繰り返しますよ」(スポーツ紙記者)
しかし、こうした心配の声をよそに球団関係者は自信満々のようで、
「現在は門脇誠や吉川尚輝、泉口友汰ら、足や守りが売りの選手も多い。投手陣も先発こそ手薄ですが、大勢・マルティネスら鉄壁リリーフ陣もいますから、強打者乱獲は理に適っています」(同)
とのこと。
巨人が掲げる“史上最大の大補強計画”が、果たして復活への狼煙となるかと「週刊実話WEB」が報じている。
編集者:いまトピ編集部
