2025/11/6 09:23

サンマ豊漁、サケ不漁「過去10年で最高値」

魚

黒潮が大きく曲がる「黒潮大蛇行」の終息で、サンマやイワシ、スルメイカ、キンメダイの豊漁が続く一方、秋サケ、戻りガツオは不漁で関係者が悲鳴を上げている。

北海道産の秋サケ漁はピークを迎えているが、地球温暖化による海水温の上昇で9月に入っても秋サケが沿岸に近づかないため不漁続き。札幌市で行われた初競りでは過去10年で最高値(1キロ当たり11万1134円)を記録した。

「秋サケ漁は不漁に加えて、網に掛かったサケの頭や、エラが食い荒らされる被害が続出しているんです。犯人はアザラシ。北海道ではアザラシ、トド、オットセイによる漁業被害が深刻なんです。漁港の波消しブロックにアザラシが住み着いて、沿岸に寄って来た数少ない秋サケを食い荒らす。6割くらいが被害に遭っていますよ」(札幌市内の水産仲卸業者)

今年の北海道で獲れる秋サケは前年比35.5%減が予想され、1989年以降、最低の漁獲量になる見通し。秋サケから獲れる生筋子の卸売価格もこの20年間で5倍に跳ね上がっている。

「10月中旬で生筋子は1キロ3万円超え。イクラの価格も同様。これでは個人経営の料理店や居酒屋は手が出せませんよ」(東京・豊洲市場の水産仲卸業者)

と、週刊実話WEBが報じている。

サンマは豊漁、サケとカツオは不漁 “秋の味覚魚”が明暗分かれ全国の漁港が大パニック/サマリー|週刊実話WEBサンマは豊漁、サケとカツオは不漁 “秋の味覚魚”が明暗分かれ全国の漁港が大パニック/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部