2025/11/8 09:50
インフルエンザ感染者が急増、原因は『夏の異変』

「高熱を訴えるインフルエンザ患者が10月中旬から急激に増えている。今年は季節性インフルエンザが過去20年間のうち2番目の早さで流行期に入っています。早めにインフルエンザの予防接種を受けた方が賢明です」(東京都江東区の内科クリニック院長)
厚生労働省によると、10月19日までの1週間に報告された1医療機関当たりのインフルエンザ患者数は全国で3.26人。前週の2・36人から約1.4倍に増え、9週連続の増加となった。
今年は残暑が長引き、屋内で冷房を使用する時間が増えた。冷房による乾燥はウイルスが生き残りやすく、喉や鼻の粘膜も乾燥して感染しやすい状態を作る。こういった条件も重なり、早期流行しているとみられる。
「インバウンド(訪日外国人客)の増加も影響している。インフルエンザは常に世界のどこかで流行しています。世界各国から観光客が来れば、インフルエンザウイルスが日本に持ち込まれるリスクは高まる」(同)
日本国内で増えているインフルエンザはA型(H3N2)。これは台湾や香港で7月から8月に流行したものと同じ型だ。日本政府観光局によると、9月は台湾から約53万人、香港から約15万人が訪日している。
「厚労省が直近で発表したインフルエンザ患者報告数で、沖縄が15.04人と飛び抜けて多かったのは、インバウンドに人気がある観光地だからでしょう。東京は5番目の5.59人です」(医療ジャーナリスト)
と、週刊実話WEBが報じている。
編集者:いまトピ編集部
