『JRグループ』発表

青春18きっぷの冬季用を発売すると、JRグループが発表したという。全国のJR線などの普通・快速列車の普通車自由席を、連続する3日間か連続する5日間、自由に乗り降りできるといい、利用期間は今年12月12日から来年1月12日まで。料金は3日間用が1万円で、5日間用が1万2050円。基本的な利用ルールはこれまでと同じだとのこと。
以前は期間内であれば、好きな5日を選んで利用することができたが、連続する5日間か3日間に変更されたことで、利用者からは「改悪」と批判された様子。JRグループはこのルール変更を、利便性の向上を図るためとしているが、理由は他にも推測できるといい、自動改札を利用できるようにするためだと考えられるという。
以前の青春18きっぷは、駅員がいる改札で日付の入ったスタンプを押してもらって入場し、駅を出る時も駅員のいる改札を通る必要があったが、自動改札を利用できるようにすることで駅員の作業を減らし、コストを削減しようとしている様子。
ところが、自動改札を通過できる磁気乗車券は「任意の5日間に利用する」いう情報を持つことができない。そのため、連続する日に変更したと考えられ、つまり自動改札を利用するのであれば、連続した日にするしかないとのこと。
もう以前のルールに戻ることはなさそうだが、わずかながら希望も。JR東日本と首都圏の鉄道事業社8社は磁気乗車券を廃止し、2026年度以降はQRコードを使った乗車券に置き換えるという。QRコード乗車券は、券そのものに乗車区間や利用日などは記録されず、情報は全てサーバで管理。これなら青春18きっぷの利用ルールを「任意の5日間」に戻すことができる可能性は高まると「アサ芸プラス」が報じている。
編集者:いまトピ編集部

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