2025/11/24 19:33

『おでん』ピンチ

おでん

立冬に合わせるように肌寒くなり、スーパーの食品売り場は鍋料理モードに突入。ところが鍋料理の定番であるおでんが、物価高の影響で庶民の食卓から遠ざかりつつある。

紀文食品が10月下旬に発表した『好きなおでん種』調査では1位が大根、2位玉子、3位こんにゃく、以下、餅入り巾着、はんぺん、ちくわ、白滝と続いている。

「おでんは地域によって好みに差がある。北海道や東京などの東日本では、はんぺんが好まれる一方、西日本の大阪や広島、福岡などでは牛すじの人気が高い」(食品アドバイザー)

ところが暗雲が…。好きなおでん種1位の大根は猛暑などの影響で生産量が減っており、仕入れ値は例年の約2倍に高騰しているという。

「大根は1本400~500円したのですが、11月下旬には値段が下がるという朗報がありますから、こちらはひと安心かも。反対に卵はさらに値上げとなりそう」(豊洲市場青果棟仲卸業者)

かつて“物価の優等生”とされた卵だが、農林水産省の調べでは11月11日時点で東京都の鶏卵Mサイズの卸売価格は1キロ当たり340円前後。前年同期より50~60円も高くなっている。

「2023年の“エッグショック”時の水準に近づいていまず。卵はおでんの玉子だけでなく、練りもののつなぎに卵白を使用しますから、はんぺん、ちくわ、さつま揚げなどにも影響を及ぼします。しかも、練りものの主原料の魚のすり身の輸入価格が高騰しているからWパンチですよ」(東京・築地のおでん種専門店)

と、週刊実話WEBが報じた。

「庶民の味方」おでんがピンチ! 猛暑で定番食材の価格高騰/サマリー|週刊実話WEB「庶民の味方」おでんがピンチ! 猛暑で定番食材の価格高騰/サマリー|週刊実話WEB

編集者:いまトピ編集部