隆起した海岸で製塩 浜士の決意

継いだ伝統「絶やすまい」 隆起の海岸、それでも製塩挑む浜士の決意

(朝日新聞) 2024/05/06 07:30

塩田に海水をまく浜士の浦清次郎さん=2024年4月25日午後1時9分、石川県珠洲市清水町、金居達朗撮影

塩田に海水をまく浜士の浦清次郎さん=2024年4月25日午後1時9分、石川県珠洲市清水町、金居達朗撮影

(朝日新聞)

約50メートル沖まで隆起した海岸の先までホースを延ばし、ポンプで海水をくみ上げる。

 石川県珠洲市清水町の国重要無形民俗文化財「能登の揚浜式製塩の技術」を受け継ぐ「奥能登塩田村」浜士の浦清次郎さん(55)は、時折笑顔を見せながら、塩田に海水をまいていた。

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