ほろ苦い菜の花はみそ味によく合う!キムたまはおべんとうのおかずにも◎。

主菜から取りかかります。菜の花を蒸し焼きにするのと並行して、ほかの材料の準備を。菜の花をいったん取り出し、主菜、副菜の順に炒めて完成です。

豚肉と菜の花のみそ炒め

●材料(4人分)
豚こま切れ肉…300g
菜の花…2束(400g)
新玉ねぎ…1個(200g)
サラダ油…大さじ1/2
[A]
 酒…大さじ2
 塩…ひとつまみ
 片栗粉…大さじ1
[B]
 みそ…大さじ3
 酒、みりん…各大さじ2


●作り方
(1)下ごしらえをする
菜の花は長さを半分に切って、太い茎は縦半分に切る。玉ねぎは縦半分に切ってから横に幅1cmに切る。豚肉はボウルに入れ、[A]をもみ込む。[B]は混ぜ合わせる。


(2)菜の花に火を通す
フライパンに菜の花を広げ入れて水大さじ4を回し入れ、ふたをする。中火にかけて約4分蒸し、ふたを取って余分な水分をとばし、一度取り出す。


(3)炒める
(2)のフライパンに油を入れ、豚肉を炒める。肉の色が変わったら玉ねぎを加えて炒め、玉ねぎが透き通ってきたら(2)の菜の花を戻して[B]を加え、全体にさっと炒め合わせる。
(熱量271kcal、塩分2.1g)

キムたま

●材料(4人分)
卵…6個
白菜キムチ…150g
[A]
 塩…ひとつまみ
 しょうゆ…小さじ1
ごま油…大さじ1 1/2


●作り方
(1)卵にキムチを混ぜる
キムチは幅約1cmに刻む。卵を溶きほぐし、キムチ、[A]を加えて混ぜる。


(2)炒める
フライパンに油を強めの中火で熱し、(1)を流し入れる。大きく混ぜて半熟状になるまで火を通す。(熱量158kcal、塩分1.9g)

食べてみました

【編集担当】ほろ苦い菜の花はみそ味によく合いますね。豚肉と一緒に炒めものにするときのコツはありますか。

【市瀬さん】菜の花は茎が硬いので、先に1回蒸し焼きにしておくと一気に炒めものができます。また豚肉に片栗粉をまぶしておくと味がからみやすく、硬くならずジューシーに仕上がります。

【編集担当】これはおべんとうのおかずにもいいですね。

【市瀬さん】べんとう箱には汁けをきって入れるようにします。主菜の炒めものが濃い味なので、もう一品はまろやかなスクランブルドエッグです。キムチは炒めると辛みもマイルドになります。今日はふんわりと半熟状に火を通していますが、しっかりと卵に火を通せば、おべんとうのおかずにもできますよ。


<この特集のレシピについて>
・野菜は特に表記のない限り、よく洗い、しん、へた、わた、種、根元、石づきを除いてから調理してください。
・肉、魚は水けを拭いて、鶏肉は余分な脂や筋を除いてから調理してください。
・フライパンは、直径28cmのフッ素樹脂加工のものを使用しています。
・電子レンジの加熱時間は、600Wの場合の目安です。
・IHクッキングヒーターをご使用の場合、揚げものをするときは、各メーカーが指定する油量を必ず守って調理してください。詳しくは取扱説明書をご覧ください。
・気温の高い時季はべんとうが傷みやすいので注意してください。気温25℃以上の日には生野菜を避け、卵、肉、魚類にきちんと火を通すことをおすすめします。

※熱量、塩分はそれぞれ1人分で表示しています。 
※塩分の摂取量の成人1人当たりの1日の目安は、男性は7.5g未満、女性は6.5g未満です。

<教えてくれた人>
市瀬悦子さん
料理研究家。作りやすいご飯に合うおかずが大人気。著書『食材2つで大満足弁当』も好評発売中。

参照:『サンキュ!』2024年5月号「べんとうにも使えるおかず」より。掲載している情報は2024年3月現在のものです。
編集/サンキュ!編集部