JB64では不可能な車幅も構造変更で可能となる普通車規格のJB74シエラ。この車両のオーナーの趣味であるアウトドアシーンで使える装備充実はもちろん、タイヤのプロフェッショナルであるピークス松田にボトムス全般を委ねた最大の理由が、装着するサイズが通常は規格外とされるアッパークラス用の31×10.5R15のBFグッドリッチのマッドテレーンタイヤKM3の装着だ。もちろん履かせるだけでなく、それ相応の足回りやタイヤ幅に応じたオーバーフェンダーの設定も重要となってくる。さらにはそれに見合うマッチング&ビジュアルを誇るホイールのチョイスまで高度なセンスとテクニックが問われる部分でもある。
 マウントするホイールはWORKのクロスオーバーレーシングギア。しかもブロンズリムにガンメタリックの特注カラーでKM3の力強く逞しさを絶妙にコーディネートする。このブロンズのカラーアクセントがライトグレーのボディカラー、そしてガンメタリックの刺し色として際立ち、車両全体のバランスに貢献している。また、リベット止めのワイルドなオーバーフェンダー+ラバーでタイヤサイズに応じたフェンダーのアレンジなどハミタイ対策を万全にしている点もプロショップのピークス松田ゴムならでは。走りもビジュアルも優等生なリフテッドジムニーとして称賛されるべき一台と言える。

室内ではなくボンネットの中にLEDバーやフォグの、リアゲート作業灯のスイッチを配置し、アウトドアにおけるナイトシーンまでを想定。シュノーケルはダミーとはいえ、エンジンルームのスープアップはリアリティに溢れており、バグガードやバンパーも含め、タイヤサイズに相応しい重厚感を生み出す演出としては実に効果的。パフォーマンス&ビジュアルの両立という点ではまさに真っ当なスタイルである。

90年代のアメリカンSUVやトラック御用達のバグガードを装備。ライトグレーのボディにマットブラックボンネットの組み合わせもクール!

ショートタイプのアイアンバンパー装着によってリアゲート腰下のバランスを考慮して取り入れたRV4 WILD GOOSE製ステンレスマフラー。横レイアウトのサイレンサーと絶妙なマフラーエンドの重厚感、そして角度も相まってリアビューをスタイリッシュに演出。

タイヤサイズが大きくなると轍でのハンドルのぶれや、直進安定性悪化対策も必須。エナペタルのステアリングダンパーはその抑制に貢献!ラテラルロッドやロングアームなど上げ幅に対しての各部補正もバッチリで、乗り心地やステアリングフィールはストレスフリーだ。

往年のクロカン4WDらしさを感じさせるホールデザイン、そしてピアスボルトのアクセント、リムの深みを強調するブロンズリムに加え、サイドトレッドのインパクトが齎すワイルドかつボリューム感に秀でたBFグッドリッチ・マッドテレーンT/A KM3(31×10.5R15)はまさにシンデレラフィット!これ以上にない組み合わせのボトムスはジムニーユーザーに否か?を問わず、目を釘付けにする魅力を放つ。

リキッドタンクやアルミボディの剥き出しタイプのエアクリーナー換装など、吸排気系もストイックにチューニング済み。腰下重量増加に伴うパワー不足を可能な限り払拭する。

特注カラーのホイールで履く31×10.5R15LTのKM3

ワイドフェンダーとリフトアップ、そして31サイズのBF-Goodrich KM3のサイズ感からランクル級のインパクトを放つピークス松田のJB74シエラ。話を伺うとオーナーさんは生粋のアウトドアフリークでルーフキャリアやリアゲート部分のクーラーボックスがちょうど長回る折り畳み式のラックやウォータータンクに至るまで随所にキャンパー御用達のアイテムが充実。しかしそれを上回る勢いでオフローダーとしてのパフォーマンスを最大限発揮する足回りや、前後アイアンバンパーの装着、バグガードにシュノーケルのアクセサリなど、硬派なクロカン4WDテイストを盛り上げるアレンジも際立つ。

  • ピークス松田ゴム
  • 〒510-8014 三重県四日市市富田3-22-90
  • 059-364-3232
  • 営業時間:9:00〜19:00
  • 定休日:毎週日曜日・祝日・祭日 
  • https://www.peaks-m.com/

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