<大相撲五月場所>◇六日目◇17日◇東京・両国国技館

 幕下の取組で現役では最重量となる体重252キロの巨漢力士を体重122キロの力士が豪快に投げ飛ばして館内を沸かせた。じつに体重差は130キロ。大相撲の醍醐味である無差別級の真剣勝負を目の前で目撃した館内の客はどよめき、拍手喝采となったが、勝った力士が思わずこぼした会心の笑みにもファンの注目が集まり「いい笑顔」「嬉しそう」「こんなん笑うわ」「おめでとう」など称賛と祝福の声が相次いだ。

【映像】豪快な下手投げ! 会心勝利に止まらぬ「会心の笑み」

 幕下五十七枚目・延原(二子山)と幕下五十八枚目・出羽ノ城(出羽海)の一番での一コマ。仕切り線を挟んで向き合った両者。すると、一目でわかる体格差に「二子山の力士かわいそう」といった声が聞かれたほど。体格差に消極的になったか、より優位な立ち合いをしようと試みたか、延原は一度目の立ち合いでつっかけてしまう。

 その後、二度目の立ち合いは無事に成立。出羽ノ城の出足の圧力を止めるべく諸手で立った延原は直後、左からはたいて巨漢のバランスを崩す。すかさず右まわしに手をかけ、頭を出羽ノ城の懐につけた延原は左下手も引きながらタイミングをうかがうと、右足で出羽ノ城の足を払い重心をズラした瞬間に、右からの強烈な下手投げで豪快に投げ飛ばしてみせた。

 現役最重量力士の巨体がゴロリと土俵上に転がった迫力に、館内からはどよめきが起こり、拍手喝采へと変わった。立ち上がった延原は、会心の勝利に自然とこぼれる笑顔を止めることができない様子。そんな会心の笑みを見たファンからは「いい笑顔」「嬉しそう」「こんなん笑うわ」「めっちゃ嬉しそう」など祝福の声が相次いで寄せられた。(ABEMA/大相撲チャンネル)