腕時計型GPSナビをどこまで活用できていますか? ティーチングプロの石井良介は「最大限活用すれば、スコアアップにつながる」と話す。石井流の活用術を聞いた。




私が腕時計型GPSナビでスコアアップできると思った一番の理由は、簡単にゲームプランを立てられるからです。ほとんどのアマチュアの方は、ドライバー、アイアン、アプローチ、パターが分断されているように感じます。1打ごとに一喜一憂していて、再現性があまり高くないということです。

やはりそれだとスコアを出すのは難しい。私はガーミンの『アプローチS70』を使っていますが、イーグルビジョンの『ACE PRO』やファーウェイの『HUAWEI WATCH GT 4』など、さまざまな腕時計型GPSナビが販売されています。手元を見れば、ホールレイアウトやハザードまでの距離など多くの情報が分かってとても便利ですし、スコアアップにもつながると思います。

ティーイングエリアに着いたら、腕時計型GPSナビを見ながら、ドライバーだと突き抜けそうだから3番ユーティリティで230ヤードの位置に置いて、次は150ヤードを8番アイアン、もし外したら55度でアプローチしようという感じで考えています。プラン通りにいかなくても、まずは考えることが大切。1打目を打つ前から2打目以降を考えることでティショットの不安も少し解消できるはずです。

ただ、飛距離をある程度出さないといけないけど、左右OBで曲げたくないというシーンもあると思います。そういったとき、「ドライバーで刻む」打ち方ができればマネジメントの幅は広がります。本番でいきなりやるとかえってミスにつながるので、手首を肩の高さくらいに抑えた7割スイングを練習してみてください。振り幅を小さくすると緩みがちですが、腰を回すイメージで打てばしっかりインパクトしやすくなりますよ。


■石井良介
いしい・りょうすけ/1981年生まれ。2007年にPGAティーチングプロとなり、令和の試打職人としてさまざまなゴルフメディアで活躍。YouTubeチャンネル「試打ラボ しだるTV」も人気

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