中国卓球協会が発表

 中国卓球協会は14日、今夏のパリ五輪の男女代表選手を発表した。男子シングルスは世界ランキング1位の王楚欽と同2位の樊振東。女子シングルスは同1位の孫頴莎と同4位陳夢の2人ずつ。団体戦を戦う3人目は男子が同3位の馬龍、女子が同2位の王曼昱。リザーブとなる4人目は男子が同4位の梁靖崑、女子は同3位の王芸迪が選出された。ともに世界ランキング1〜4位までが選ばれる形となった。

 卓球王国と言われる中国は男子団体、シングルスともに4連覇中。女子の団体4連覇中で、シングスに至っては1988年ソウル大会から9大会連続金メダルと盤石の成績を誇る。だが、混合ダブルスでは東京五輪で日本の伊藤美誠、水谷隼組に敗れて銀メダル。優勝した今年2月の世界選手権団体戦では、女子が決勝で日本と大苦戦し、国内では危機感も表れていたほどだった。

 男子は世界ランク上位から順当にシングルス代表2人を選出。東京五輪金メダルの馬龍は団体戦要員となった。女子は同4位ながら、東京五輪金メダルの陳夢がシングルス代表入り。実績を考慮し、序列を変える選出となった。

(THE ANSWER編集部)