JR四国は大型連休期間中(26日〜5月6日)の指定席予約状況(11日現在)をまとめた。予約席数は前年同期に比べて18.6%上回った。ピークは下りが5月3日、上りが同5日と予想している。

 期間中の予約席数は約3万9600席で、予約率は19.8%。同社は今回から、コロナ禍前の2018年同期との比較の公表を取りやめたが、予約数はおおむね9割前後とみている。予約率は前年同期を2.4ポイント上回った。

 予約率は下りはピークの5月3日が37.1%、次いで4月27日が29.5%。上りはピークの5月5日が28.9%で、6日の27.6%と続く。

 本州と四国を結ぶ特急、快速の予約率は22.4%で、前年同期を2.1ポイント上回った。

 JR四国の担当者は「新型コロナが5類に引き下げられて初の大型連休で、前年同期を上回った。とくに本州四国間の列車は、新幹線ののぞみがこの期間、全車指定席になる影響で、指定席の予約が増えたのではないか」とみている。(福家司)