栃木県の福田富一知事が5月下旬、およそ7年ぶりに訪米することが分かった。県と姉妹都市である米中西部インディアナ州で開かれる「グローバルエコノミックサミット」に出席し、経済交流を促進する。

 福田知事は5月21〜26日の4泊6日の日程で、アメリカを訪問する。

 グローバルエコノミックサミットに招待されており、現地では県産品を紹介するブースを出すほか、州知事との会談、レセプション出席なども予定している。

 県内企業の海外展開の支援、県産農産物の海外市場への売り込みに県は力を入れており、「国際戦略推進プロジェクト」を進めている。

 今年度の予算では、インディアナ州との交流事業費として約1千万円を計上している。

 県とインディアナ州は1999年、姉妹都市となった。

 福田知事は2017年6月、同州を訪問。経済交流拡大を目指して、県産品をトップセールスした。州知事とも会談し、意見交換した。

 福田知事の訪米はこのとき以来となる。

 今年11月には米大統領選があり、日米関係の再構築が国を挙げての課題となる。

 また、秋には知事選が予定され、福田知事が6選を目指して出馬するかも注目されている。福田知事は5月末をメドに進退を表明すると説明しており、その動向が注目されている時期の訪米となる。(山下龍一)