4月13日から14日にかけて、岡山県の岡山国際サーキットで開催された2024スーパーGT第1戦『OKAYAMA GT 300km RACE』。14日(日)の午後に行われた今季開幕戦で、タイヤ無交換作戦を成功させ見事、GT300クラスで優勝を飾ったmuta Raicing INGINGの平良響と堤優威が決勝を振り返り、次戦への展望を語った。

■平良響/第1スティント担当
「とてもうれしい初優勝です。悔しい2位が何回もあったので、今年こそはという気持ちで挑んだシーズンでした。優勝で始めるシーズンは非常に流れが良いのかなと思ってます」

「スタートしてからは65号車(ポールシッターのLEON PYRAMID AMG)を追っていくかたちでしたが、僕たちは最初から無交換で行くぞ! という作戦はありました。タイヤは傷めず、残したまま堤選手にバトンパスができるかなというところでした」

「次戦は昨年逃した富士。しっかりと逃したところを取り返しに行きたいです。ゴールデンウイークは優勝して終わりたいなと思います」

■堤優威/第2スティント担当
「非常にうれしく思います。勝てないシーズンが続いていたので、2024年のシーズン開幕戦で勝てたことはとても良かったです」

「レース展開としては、正直乗っていてもキツかったです。ライバルとしては52号車Green Brave GR Supra GTを目安として見ていたのですが、タイムがどんどん押していくなかで、どうやれば速く走れるのかを自分なりに試しながら走りました」

「平良選手からのパスで楽には走れましたが、少しの隙も許されないようなレース展開となり、とても疲れました」

「次戦では昨年のデータを活かして、優勝できなくともしっかりポイントを重ねて(最終的に)シリーズチャンピオンを獲れるように頑張りたいです」