中日 2 − 2 阪神
<1回戦・バンテリンドーム>

 中日は2点リードを守れず今季2度目の引き分け。4年ぶりの6連勝はお預けとなった。

 中日打線は4回、2番・田中の右翼線への二塁打、3番・高橋周の左前打で無死一、三塁の好機を作ると、続く中田の三ゴロの間に三走・田中が先制の生還。激走した中田は一塁ベース上で転倒したが、大事には至らず4試合連続打点をマークした。7回は4番・中田、5番・細川の連続左前打などで二死一、三塁とし、8番・村松の左前適時打で2点目を加えた。

 先発の柳は立ち上がりから安定。7回98球、2安打無失点、2奪三振無四球の快投で、今季2勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 しかし2点リードで迎えた8回表、2番手の勝野が四球と安打などで二死二、三塁のピンチを招くと、阪神の近本に一・二間を襲うゴロを許した。この打球を二塁・田中が捕球したまではよかったが、一塁ベースカバーに入った勝野へ悪送球。さらに、逸れたボールを捕手の加藤が捕球する間に、三塁走者に続き同点となる二塁走者の生還も許してしまった。近本の結果は2点適時内野安打。これにより柳の白星権利は消えた。

 試合は2−2のまま延長戦に突入。11回裏は一死三塁とサヨナラの大チャンスを作ったが、途中出場・上林の三ゴロで本塁に突入した三走・カリステが憤死。本拠地で勝ち切ることはできず貯金は「4」のままとなった。