○ パドレス 6−4 レッズ ●
<現地時間4月30日 ペトコ・パーク>

 日本人コンビの活躍でパドレスが連敗ストップ。負傷者リストから復帰したダルビッシュ有投手(37)が5回無失点の好投で今季初勝利。松井裕樹投手(28)が1回2/3をパーフェクトに抑え、援護した。

 約2週間ぶりの登板となったダルビッシュは1、2回を三者凡退で終える好スタート。3回表には二死二、三塁のピンチを背負ったが、デラクルーズを一ゴロに仕留め、ピンチを脱出した。

 先制点の援護を受けた4回以降もきっちり無失点とし、6回表からブルペン陣へバトンパス。5回を投げて3安打、3奪三振、無失点の好投で勝利投手の権利を持って降板。全70球のうち50球がストライク判定で、与四球無しと安定した投球を披露した。

 パドレスは5回裏、一死一、三塁の好機でジェーク・クロネンワースの内野ゴロの間に1点を加えたが、球審が捕手の打撃妨害を宣告。パドレスは打席結果通り1点追加、二死二塁とするか、打撃妨害による出塁で得点取り消し、一死満塁かを選択できる状況となり、マイク・シルト監督は後者を選択。すると、続くマニー・マチャドが采配に応える走者一掃の3点適時二塁打を放ち、この回リードを5点に拡大した。

 その後レッズの反撃を受け、2点差となった7回表、一死から松井が4番手として登板。1番ベンソンを空振り三振、2番デラクルーズを中直に打ち取り、7球でこの回を追えると、回跨ぎで8回表も続投。空振り三振と2つの投ゴロで三者凡退とし、1回2/3をパーフェクト投球でリードを守った。

 最終回は守護神ロベルト・スアレスが三者凡退で締め、MLB全体トップに並ぶ10セーブ目。パドレスは連敗を5でストップした。

 ダルビッシュは現地時間17日に首の張りにより15日間の負傷者リストへ入り、最短日数で復帰。今季6戦目で待望の1勝目を挙げ、この勝利で日米通算197勝をマーク。今季成績は1勝1敗、防御率3.45となっている。5試合ぶりの登板となった松井は4つ目のホールドを記録。今季15試合目の登板を終え、防御率2.45へ低下した。