○ ドジャース 6−4 ダイヤモンドバックス ●
<現地時間5月20日 ドジャー・スタジアム>

 ロサンゼルス・ドジャースがダイヤモンドバックスとの同地区カード初戦に勝利し、4連勝。山本由伸投手(25)7回途中2失点の投球で今季5勝目を挙げた。

 山本は3三振を奪って初回を終えると、2回表は10球で三者凡退に仕留める好スタート。しかし3回表、二死一、二塁から3番ピダーソンに中前適時打を浴び、先制点を献上。さらに二、三塁のピンチを迎えたが、4番ウォーカーのライナー性の打球を右翼手ジェイソン・ヘイワードが好捕。最少失点で切り抜けた。

 先制を許したドジャースだったが3回裏、先頭打者キケ・ヘルナンデスの3号ソロですぐさま同点。さらに無死満塁の好機を作ると、3番フレディ・フリーマンが5号グランドスラムを放ち、逆転に成功。4番ウィル・スミスが二者連発となる5号ソロで続き、この回3本塁打で6点を奪った。

 大量援護を貰った山本は、6回まで二塁を踏ませない投球。7回表にも続投したが、一死二塁のピンチを背負うと、この日の100球目で9番ニューマンに適時打を許し、2失点目。ここで投手交代が告げられ、勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。

 その後、ドジャースは2点差まで詰め寄られるも、最終回をダニエル・ハドソンが三者凡退で締め、逃げ切り勝利。今季50試合を消化し、33勝17敗の貯金16。地区2位パドレスに8ゲーム差をつけ、首位を独走している。

 この試合の山本は6回1/3、今季最多の100球を投げて7安打、1四球、8奪三振、2失点という内容。今季10戦目を終え、5勝1敗、防御率3.17としている。