5年後の3本目の滑走路の完成など、成田空港の機能強化に合わせ、空港に乗り入れる京成電鉄は車両基地を拡充する工事を始めます。

 京成電鉄は、千葉県酒々井町にある宗吾車両基地について、成田空港に3本目の滑走路ができる予定の2028年度末までに拡充する工事を行います。

 具体的には、基地にある車両工場を取り壊し、隣接地に建て替える計画です。

 4月11日、その起工式が開かれ、京成電鉄の職員らが工事の安全を祈りました。

 今回の工事は成田空港の機能強化や車両工場の老朽化を理由に行われるもので、新たな車両工場は、現在の約1.5倍の広さとなり、いまよりも30両多い年間250両の車両が点検できるということです。

 成田空港の機能強化で、空港利用者の増加も見込まれることから、京成電鉄は今後、運行本数を増やすことも検討する方針です。