「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」

〈4月30日(火)午後7時から 日本テレビ系 中京テレビ制作〉

 粘りに粘るリサーチと取材スタイルで〝オモてなしすぎでオモしろいウマい店〟を発掘。今週は90歳と91歳のママ店主が活躍する神奈川県の中華料理が登場する。

 昨年末の3時間SPで放送した神奈川県南足柄市の中華料理店「北海亭」。数種類の野菜が入った豚骨スープに中細麺を合わせた「チャーシューメン」(650円)など、王道の町中華を味わえることで知られる。テキパキとひとりでお店を切り盛りする女性店主は、もうすぐ90歳。取材スタッフに喝を入れる口調こそ荒いが、大量にお土産を持たせてくれたり、店から駅まで送迎してくれたりと、そのあたたかい人柄に惚れたお客さんも多い。そんな店に密着した第2弾。

 放送翌日の朝、スタッフが店を訪ねると、この日は開店前から行列が。別の日、電車とバスを乗り継いで来たという若い女性2人組は、自家製チャーシューにゆで卵、かまぼこが乗る五目そばを注文。「美味しい♡」「染みる♡」とその味にも感動した様子。また別の2人組は、「お母さんに会いたくて来た」と、店主との対面に思わず涙。ラーメンに舌鼓を打ったあと、会計時のさりげない割引にまた涙を浮かべる。「90で仕事してる人いねぇべ」と自嘲気味に話す店主の誕生日を前に、取材スタッフだけでなく、常連さんもプレゼントを贈る。

 「北海亭」から車で約1時間、神奈川県・相模原市で見つけた中華料理店。この店の女性店主は「北海亭」店主よりひとつ年上の91歳。店主のオススメは、半日じっくりと煮込んだ鶏ガラ・豚ガラベースのスープに、ニンニク・豆板醤入りの自家製合わせ味噌を合わせた「ミソラーメン」(700円)。また、秋田県産のあきたこまちと卵2個を炒め、ナルト、ネギ、チャーシューを加えたチャーハン、息子さんが仕込みを担当する通常の約2倍サイズのぎょうざも名物だ。

 今年の9月で92歳となる店主は、先代となる夫と40歳の頃に店をはじめた。当時は「(身体が)プリプリだった」と笑顔で振り返る店主だが、現在も毎日プロテインを飲むなど「元気になりたいという執念」を強く持つ。「自分に与えられた仕事」と、その使命をまっとうするため現在も鍋を振り続ける。

 MC・ヒロミ、進行・小峠英二。ゲストは藤本美貴、牧野真莉愛・櫻井梨央(モーニング娘。’24)。