ボクシングの世界4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が31歳の誕生日の10日、東京ドームでの5月6日の防衛戦に向け、横浜市内の所属ジムで練習を公開。まさかの悩みを明かした。

 大舞台でのKO防衛を目標にコンディション調整は、順調そのもの。そんな井上尚が、ちょっぴり困り顔だった。「何回も何回もデザインを変えて、やっとここにたどり着いたんですけど…」。話題は、会見でも着用した「5・6」仕様のTシャツについてだった。

 黒地の胸部分に白ベースの模様。イメージはホワイトタイガー。挑戦者で元世界2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ)の異名・パンテーラ(クロヒョウ)に「対抗するというか『食らいつくぞ』と」と井上尚は説明。強さの象徴として、ネコ科最強とも言われるホワイトタイガーを抜てきしたが「うまく出せなかったんですよ。みんなにシマウマって言われちゃう」と苦笑いだった。

 「(ホワイトタイガーと)強調しておいてください」と報道陣にもPRした井上尚。最強ぶりはリングできっちり証明する。