カキチヌの大型実績が高い三重県志摩市磯部町的矢の有岡渡船へ1日に釣行。的矢湾は黒潮の大蛇行以降、冬季はいないはずのチンタが居着いている。大型クロダイは不発だったが、チンタは29センチを頭にこの時期とは思えない16匹を数えた。

 前週の大雨による水潮とあって釣り客は5人。午前6時半に出船し、的矢前カセへ。カキを砕いたまき餌を扇状に手スコップで5杯投入。水深10メートル、水温11度。片割りのワタ身に伊勢尼12号針を刺して落とした。着底と同時にビリビリアタリで餌が取られる。小ダイ、コノシロ、ヘダイとエサトリが続いた。

 針がワタ身に刺せるだけの穴を開けた穴開けで打ち返すと1時間後、コツンの前アタリの後にモゾモゾフワンの食い上げアタリ。合わせると23センチのチンタでガックリだ。次は19センチ。下げ潮が左後方に流れだすと、アタリが遠のいた。

 昼の見回りに来た船頭は「時合いは夕方」と言う。昼食後は29センチが連発したが30センチ超は出ず。午後3時までにツ抜けするも小型ばかり。4時半までに5匹追加し、最後も25センチだった。料金4000円。カキ1カゴ(殻付き50個)1000円。(問)有岡渡船=(電)090(1725)7790

 (中日釣ペン・浅井義郎)