◇28日 阪神―ヤクルト(甲子園)

 阪神の糸原健斗内野手が「6番・三塁」で今季初めてスタメン出場し、2回の第1打席で先制適時打。スタメン発表直後から「糸原スタメン」がX(旧ツイッター)でトレンド入りする中、いきなり快音を響かせて虎党を喜ばせた。

 大山とノイジーの連打で迎えた無死一、三塁で打席へ。ヤクルトの先発・小沢に追い込まれながら、1ボール2ストライクから見逃せばボールの外角低めへのフォークを拾い、中前へ運んで三走大山を生還させた。これで24日のDeNA戦の代打安打から4打席連続でHのランプをともした。

 ファンは岡田監督の采配に応えた背番号33に「糸原見てたら泣けてくる あんたすごいよ」「相手投手の決め球に山張る糸原の勝負師よ」「これは必殺仕事人糸原健斗」など、賛辞を惜しまなかった。

 テレビ中継では、ベンチスタートとなった佐藤輝が拍手を送る姿も映し出されて「サトテルも早く復活してくれ!!」「サトテル大好きやけど、糸原も大好きやから微妙な気持ちやわ」などの声が上がっていた。