男子ゴルフツアーの中日クラウンズ(中日新聞社共催)の公式練習が30日、愛知県東郷町の名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で行われ、石川遼(32)=カシオ=ら出場選手が、コースをチェックした。

 インの10番から18番を宮里優作らと回り、グリーンを入念にチェックした石川は練習ラウンド後、報道陣に対応し、「例年よりグリーンの目が詰まっている感じ。例年以上に手ごわい印象」と語った。

 ツアーとしては異例に短い6557ヤード、パー70の和合。その分、コースセッティングに工夫がされ、簡単には攻略できないようになっている。

 「風向き、ピンの位置などでホールの難易度がすごく変わる。攻めるホール、引くホールの見極めがこのコースは大切になってくる。その判断を迷いなくできるかどうか」と攻略法を語る。前週の欧州ツアーを兼ねた「ISPS HANDA選手権」では、ショットのブレに苦しみ、予選落ちした。「スイングを動画で確認して、微調整はできた。もう大丈夫です」と石川。2010年には当時の最少ストロークの世界記録をつくって優勝。自ら「大好き」と公言する大会で、上昇気流に乗る。