◇6日 ボクシング4大世界タイトル戦(東京ドーム)

 WBAフライ級タイトルマッチは同級3位の桑原拓(29)=大橋=が、王者のユーリ阿久井政悟(28)=倉敷守安=に12回判定で敗れ、日本ボクシングコミッション(JBC)公認で、日本のジムに所属する男子としては100人目となる世界王者誕生は持ち越しとなった。

 4日に新王者になった国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級の西田凌佑(にしだ・りょうすけ)(六島)が99人目だった。日本人初の世界王者は1952年に世界フライ級を制した白井義男。

 桑原は5日の前日計量で「こんなチャンスはない。必ず(100人目を)つかみ取りたい」と話していた。両者は2021年にも対戦。その試合で10回TKO勝ちでユーリ阿久井が日本王座の防衛を果たしていた。