肱川下流域の愛媛県大洲市長浜町下須戒で7日、体長約2・5メートルの小型のクジラとみられる死骸が漂着しているのが見つかった。国土交通省大洲河川国道事務所によると現場付近は汽水域で海の魚が入るが、大型生物が入るのは珍しいという。
 見つかったのは河口から約3キロ上流の大和橋付近。県栽培資源研究所(伊予市)によると体の特徴や分布からハナゴンドウとみられ、成体になりきっていない個体と推測される。餌となる魚を追いかけ、海に戻れなくなった可能性があるという。