劇場版『名探偵コナン』シリーズ累計興行収入は1180億円超え

 俳優の大泉洋が7日、都内で行われた『名探偵コナン 100 万ドルの五稜星(みちしるべ)』(12日から全国東宝系にてロードショー)公開直前!SPファンミーティングに登壇。江戸川コナン役の高山みなみら、豪華声優陣と本作の見どころを語った。

 シリーズ累計興行収入1180億円を超え、勢いを増すばかりの劇場版『名探偵コナン』にゲスト声優として出演する大泉は、北海道警の刑事・川添善久役で出演。本作の声優陣とステージに上がると、春の桜吹雪が舞い散る中、会場内に用意された花道を堂々と歩き、笑顔を振りまいた。

 コナンシリーズ初出演となる大泉は、声優陣がキャラクターボイスを披露して大歓声を浴びる中、「オレが川添善久だぜ。全員逮捕するぜ」とワイルド芸人・スギちゃん風のあいさつ。会場に笑いを起こし、「参加したことが無いイベントにやって来た、アウェイ感でいっぱいです」と笑顔を見せた。

 今作の舞台が地元・北海道となったことを受け、「北海道を舞台にされたら出るんです。逆に出てなかったらイラっとする。出てなかったら、延々とマイナスプロモーションしますから」とコメント。大迫力のアクションについては、「コナンくんが函館市をめちゃくちゃにするんです。破壊しすぎているのでは。函館市を愛するものとしてはだんだん腹が立った」とクレームを入れたが、高山とコナンは「良い子はマネしちゃいけませんよ」と、とぼけていた。

 自身が演じた川添については、「ちょっとドジな所もあって、私に寄っている」と説明しつつ、「私の娘が言ったことではありますが、『名探偵コナンはみんなかっこいいのに、なんでパパのキャラはあんな顔してるの?』と言っていた」と苦笑。高山は「かわいかった」、怪盗キッド役の山口勝平は「味のある愛嬌(あいきょう)のあるキャラで一番好きでした」とフォローを入れたが、大泉は「ギリギリ頑張って褒める時の褒め言葉は『味がある』。『かっこよくない』と言っているのと一緒ですよ」と不満を漏らしていた。

 同作は、青山剛昌による原作漫画の連載が30周年を迎え、コミックスは104巻、累計発行部数は全世界で2.7億部を突破。昨年公開された劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』は興行収入138.8億円を突破し、26 作目にしてシリーズ史上最高記録を更新するという前代未聞の偉業を達成した。

 イベントには、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、怪盗キッド役の山口勝平、服部平次役の堀川りょうが登壇した。ENCOUNT編集部