俳優大泉洋(51)が13日、東京都内でゲスト声優を務めたアニメ映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」(永岡智佳監督)の公開記念舞台あいさつに登壇した。

 小さな名探偵・江戸川コナンが難事件を解決する人気アニメの劇場版第27弾。剣道大会のために函館を訪れていたコナンたちが、函館に眠るお宝争奪戦に巻き込まれる。大泉はコナンたちとともに事件を追う北海道警捜査一課の刑事・川添善久を演じた。川添はドジで残念な刑事だが、お宝を狙う容疑者の裏事情に詳しく、頼りになるのかならないのか分からない男だ。

 舞台あいさつにはコナン役の声優高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、怪盗キッド役の山口勝平、服部平次役の堀川りょう、遠山和葉役の宮村優子も出席。

 今作のみならず次回作にも出演を希望する大泉は登壇して初めのあいさつでキッドの物まねを披露し「次回作から狙っている」と虎視眈々(たんたん)。キッドの公開オーディションも行い、大泉は物まねを披露。「勝平さんよりもキッドだった」と自信を見せたが、高山や山口らから「ルパンみたい」と言われた。さらにルパンの物まねもするものの、高山からは「違いが分からない」とバッサリ。大泉が「次回作から大泉でいいと思う方は?」と会場に聞くも拍手は少なめで苦笑いしていた。

 続けてコナンにも挑戦したが、高山らの反応はいまいち。しかし、大泉が服部平次の物まねにも挑んだところ、思いのほかクオリティーが高く客席から大きな拍手を受け「次回作は平次で行かせてもらいます」と宣言し笑わせた。

 劇中でも舞台あいさつでも活躍した大泉に、サプライズで原作の青山剛昌さんが描いた川添善久のイラスト色紙がプレゼントされ「やったー!! まじか!! めっちゃうれしい」と大喜び。さまざまな物まねを披露したが「やっぱり善久でいく。先生、善久のスピンオフも書いてください」と青山さんにおねだりしていた。