10日午前の東京市場でドル・円は小動きとなり、151円68銭から151円78銭の狭いレンジ内でもみ合った。日銀は物価見通しの修正に関する報道が材料視され、円買いに方向に振れやすい。ただ、日銀総裁の緩和的な政策方針で、円買いは抑制されている。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は151円68銭から151円78銭、ユーロ・円は164円65銭から164円82銭、ユーロ・ドルは1.0851ドルから1.0860ドル。

【金融政策】

・NZ準備銀行:政策金利を5.50%に据え置き

【要人発言】

・植田日銀総裁

「当面は緩和的な金融環境が継続すると考えている」

「2%目標の持続・安定的な実現が見通せる状況に至った」

「基調的な物価が徐々に2%へ収束していく見通しを持っている」

「2%を大きく超えれば急激な利上げが必要となる可能性」

【経済指標】

・日・3月国内企業物価指数:前年比+0.8%(予想:+0.8%、2月:+0.7%←+0.6%)