12日の米国長期債相場は反発。一部メディアが、イスラエル政府は48時間以内に南部か北部にイランから攻撃があると想定して準備していると報じたことを受けて安全逃避的な買いが観測された。米国株式が大きく下げたことも意識されたようだ。なお、報道によると、シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は、個人消費支出(PCE)価格指数について、「引き続き動向を注視する」と述べた。イールドカーブはスティープニング。



CMEのFedWatchツールによると、12日時点で7月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は57%程度。9月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が5.00-5.25%以下となる確率は74%程度。10年債利回りは4.578%近辺で取引を開始し、一時4.481%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて4.522%近辺で推移。



イールドカーブはまちまちの動き。2年−10年は-37.30bp近辺、2−30年は-26.50bp近辺で引けた。2年債利回りは4.90%(前日比:-6bp)、10年債利回りは4.52%(前日比-7bp)、30年債利回りは、4.63%(前日比:-5bp)で取引を終えた。