Orchestra Holdings<6533>は15日、2024年12月期第1四半期(24年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比21.9%増の33.90億円、営業利益が同49.5%増の4.34億円、経常利益が同43.0%増の4.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同14.5%増の2.35億円となった。



デジタルトランスフォーメーション事業の売上高は前年同期比30.2%増の15.21億円、セグメント利益(営業利益)は同57.6%増の0.95億円となった。IT利活用の多様化・高度化に伴い拡大するIT需要を取り込み、クラウドインテグレーション、ソフトウェアテスト、各種Webシステム開発等の案件を受注した。



デジタルマーケティング事業の売上高は同13.4%増の15.76億円、セグメント利益(営業利益)は同20.0%増の6.49億円となった。積極的な人材投資を進めつつも、インターネット広告市場が堅調に伸長する環境のもと、主力サービスである運用型広告を中心に、既存取引先からの受注増額や新規取引先獲得のための施策を進めると ともに、M&Aした企業の成長を取り込んだ。



その他の事業の売上高は同27.3%増の3.15億円、セグメント損失(営業損失)は0.00億円(前年同期は0.15億円の損失)となった。「チャットで話せる占いアプリ−ウラーラ」を主力としたプラットフォーム事業や、タレントマネジメントシステム「スキルナビ」の開発・販売、新規事業等に取り組んでいる。



2024年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比15.6%増の140.00億円、営業利益が同30.6%増の10.00億円、経常利益が同28.8%増の10.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.0%増の5.50億円とする期初計画を据え置いている。