福島県会津若松市の県立博物館は常設展示室の展示ロビーに、会津若松城下の歴史と文化に焦点を当てる「三の丸アベニュー」を新設した。ジオラマとプロジェクションマッピングで戊辰戦争の様子などを詳しく解説している。

 博物館を拠点に観光周遊につなげる「三の丸からプロジェクト」の一環。

 縦5・2メートル、横7・2メートルの展示ユニットを設置。東西約5キロ、南北約3・5キロの会津若松エリアを700分の1の大きさのジオラマで再現した。「若松城下の成り立ち」「若松籠城戦」の2テーマでプロジェクションマッピングの映像を投影し、ナレーションを交えて城下の特徴や戊辰戦争の流れを紹介している。

 学芸員が選んだ若松城下の見どころや、歴史・文化のエピソードを紹介するタッチモニターも設けた。

 アベニューの観覧料は大学生以上が280円、高校生以下は無料。問い合わせは同博物館へ。