福島県福島市の福島シャンソンの会会長の茂木甚吉さん(71)は、第10回東日本J.C.Cプラチナコンクールで新聞社賞を受けた。新聞社賞は優勝、準優勝に次ぐ上位賞の一つ。

 60歳以上のシャンソン愛好家が集うコンクールで3月18日、東京の渋谷区文化総合センター大和田で開かれた。日本シャンソン・カンツォーネ振興協会の主催で東北、関東地方から約60人が出場した。

 茂木さんは3回目の挑戦で念願の入賞をつかんだ。選曲した「夢を破らないで」は1年ほど前から歌い始め、曲の世界観を理解し相手の心に届く歌声を目指してきた。「ステージでは気持ちをのせて歌えた。今後も人の心に響くような歌を心がけていく」と語った。審査員の荒木英幸協会副理事長(福島市)は「自分の声質に合った曲で臨み、情感豊かに歌い上げていた」と評価した。

(県北版)