アメリカ・ニューヨーク市のコロンビア大学とニューヨーク市立大学で、イスラエルのガザ攻撃に抗議する学生ら約300人が警察に拘束された。

コロンビア大学では、ガザ攻撃に抗議する学生らがキャンパスにテントを張り、建物に立てこもっていたが、警察は4月30日夜、大学側の要請を受けて、強制排除した。

一夜明けて、記者会見したニューヨーク市長や警察によると、コロンビア大学では退去を拒んだ学生など109人が拘束された。

この中に、大学と無関係の外部の人間が何人いたかは捜査中だとしている。

また、警官隊が5月15日の卒業式をはさんだ少なくとも17日までキャンパス内にとどまる方針も明らかにした。

一方、ニューヨーク市立大学でも、キャンパスにテントを張って抗議活動をしていた学生など173人が拘束された。

この校舎では、デモ隊がアメリカ国旗を降ろしてパレスチナの旗を代わりに掲げていたが、警察は、SNSにこの旗を引きちぎって投げ捨て、国旗を再び掲げる映像を投稿した。

1日もウィスコンシン州など、ほかかの大学でも抗議デモが続いていて、沈静化するめどはたっていない。