プレミアリーグ第32節が終了した時点で、マンチェスター・ユナイテッドは勝点49の6位に沈んでいる。成績不振でチームを率いるエリック・テン・ハフ監督の解任もささやかれる中、英メディア『TEAMTALK』はユナイテッドがボローニャを率いるチアゴ・モッタ監督招聘に強い関心を示していると現地時間10日に報じた。

前節にチェルシーに劇的な逆転を許したユナイテッドは、首位争いをするリバプールをホームに迎えた。しかし、ホームであるにもかかわらず、ユナイテッドは前半シュートを1本も打つことができずリバプールに圧倒されてしまう。後半に入ってから徐々に勢いを取り戻したが、84分に痛恨のPKを与えてしまい、試合は2-2の引き分けに終わっている。

 元オランダ代表のルート・フリット氏は、「テン・ハフ監督の苦戦はアヤックス時代のことを考えると明らかだった」と述べた上で、同監督の戦術的な欠陥について「トランジションで多くのリスクを負っている。特に中盤では、突然とんでもないカウンターを受けることになる」と、厳しい評価を下していた。

 テン・ハフ監督に対する批判が高まる中で、同メディアは「ユナイテッドの関係者がボローニャに対し、モッタ監督に関する情報と、彼をセリエAから引き抜くためには何が必要か電撃的なアプローチをした」と報じた。

 モッタ監督とボローニャの契約は今季で期限切れになると言われており、イタリアの名門クラブユベントスも後任監督候補として強い関心を示している。同メディアは「他にも今季限りで監督の退任が決まっているバルセロナとリバプールも関心を示している」と報じており、今夏に4つのビッグクラブによるモッタ監督の争奪戦が繰り広げられる可能性が高いと指摘していた。

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