セリエA第32節が現地時間12日に行われ、ラツィオはサレルニターナをホームに迎えた。この試合にラツィオは4-1で圧勝し、サッカー日本代表MF鎌田大地はフル出場した。スポーツメディア『Sky Sports』はこの試合の鎌田に「6.5」の高評価を与え、2得点を挙げたフェリペ・アンデルソンをMVPに選出している。

 マウリツィオ・サッリ監督からイゴール・トゥドール監督に指揮官が交代してから、鎌田の活躍が続いている。この試合にボランチとして起用された同選手は、攻守に躍動を見せた。

 データサイト『FotMob』によると、鎌田のパス成功率は97%。CBのパトリックと並び、チーム内トップの値を誇る。しかも鎌田は中盤でこの安定感を見せており、チャンスメイクにも関与した。51分にはフェリペ・アンデルソンにラストパスを供給したが、ブラジル人FWはあと一歩のところでハットトリックのチャンスを逃した。

 さらに鎌田はインターセプトの数でもチーム内トップを記録しており、守備アクションにおいても輝きを放っていた。パスを散らし、ボールを奪取する。トゥドール監督は3月31日のユベントス戦でも鎌田をボランチとしてスタメン起用していたが、同氏の狙いは今のところ当たっているように見える。

 コッパ・イタリア準決勝を含め、ラツィオは今シーズン7試合を残すのみだ。リーグ戦では現在7位につけているが、チームは終盤戦をどのように戦うだろうか。鎌田の去就も含め、注目が集まる。

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