プレミアリーグ第33節、リバプール対クリスタル・パレスが現地時間14日に行われ、アウェイのパレスが1-0で勝利した。日本代表の遠藤航は先発出場を果たしたものの、前半のみの出場となった。地元メディア『LIVERPOOL.COM』は、優勝が遠ざかる敗戦を喫したリバプールに厳しい評価を下している。

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 前節、マンチェスター・ユナイテッドとの試合で2-2のドローに終わったリバプール。得失点差でアーセナルに抜かれて2位に転落しており、優勝を目指す上では絶対に負けられない試合だった。

 週明けにUEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのアタランタ戦が控えている中、チームを率いるユルゲン・クロップ監督はエースのモハメド・サラーや守護神のアリソン、フィルジル・ファン・ダイク、アレクシス・マック・アリスターなどの主力をスタメンに起用した。遠藤も定位置のアンカーで先発出場を果たしている。

 前半冒頭からパレスに対して激しいプレスを仕掛けたものの、先制したのはアウェイチームだった。14分、パレスのMFタイリック・ミッチェルがボックス左に抜け出しライン際から折り返すと、ブロックを試みた遠藤の股間を抜けたボールにFWエベレチ・エゼが反応しワンタッチでゴールに流し込んだ。

 失点してからリバプールはパレスを押し込み反撃を試みたものの、アウェイチームの強固な守備は崩すことができず、優勝が遠ざかる敗戦を喫した。なお、遠藤はハーフタイム明けにソボスライ・ドミニクと交代でピッチを後にしている。

 同メディアは、この試合の遠藤について、「日本の主将は疲れているようで中盤のペース作りに苦労した」と述べた上で、「求められている強度に対応できなかった。試合を有利に進めるほど展開を予測できず、ボールを持ちすぎていた。途中交代も不思議ではない」と、疲労の影響で良いパフォーマンスを見せられなかった遠藤に厳しい評価を下していた。

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