嫁姑問題は、時に周囲の家族にまで影響を及ぼします。筆者の友人・C香は、結婚当初からの嫁イビリに苦労していましたが、あることをきっかけにまったくイビラれなくなったそうです。いったいC香に何が起こったのでしょうか? C香から詳しく話を聞きました。
気の強い姑
私の姑は、とにかく気が強く、私のことをなぜか結婚当初からイビってばかりいました。
私の夫は長男。弟がいますが、弟は未婚です。
姑は私のことをまるで召使いのように扱い、自分や舅の世話や義実家の家事までさせる始末。
子どもがいないのをいいことに、こき使われる毎日でした。
私たち夫婦は、結婚して3年目に待望の女の子を授かることができました。
夫は仕事でいないことが多く、ワンオペの子育てで大忙し!
そんな中でも姑は「私は足が痛いから買い物に行って来て!」「模様替えをしたいからすぐに来てくれる?」などと私をこき使うことをやめようとはしませんでした。
限界
ある日、娘の夜泣きで寝不足が続き、死にそうになっている状態のときに姑から電話がありました。
「友達とランチに行くから、駅前まで送ってくれる?」
我慢の限界を迎えた私は「いい加減にしてください! N(娘)はまだ小さいんです! お義母さんの都合にばかり合わせることはできません!」と言い返しました。
すると姑は、信じられないようなセリフを吐いたのです。
「そんなの知らないわよ。子どもを産んだのはあなたの勝手でしょ? 私は足が痛いんだから仕方ないじゃない!」
義実家での出来事
あまりのことに私は電話を叩き切り、すぐに夫へ報告しました。
子育て中であるにもかかわらず、自分勝手な理由で嫁をこき使う自分の母親に幻滅した夫は、義実家へ話をしに行ってくれました。
夫の話では、姑はものすごい勢いで私の悪口を言い出したそうです。
姑にとっては初孫なのに、まったく孫のことを気にする様子もなかったとか。
すると、夫と姑が話しているところへ義弟が帰ってきて、2人のやり取りを聞いていたらしく、
「兄さんも大変だね。俺は自分の彼女を母さんにイジメられたらいやだから、結婚はしないよ。」と言ったそうです。
その言葉を聞いた姑は青ざめ、「私が悪いっていうの!」と激怒。
義弟は「当たり前だよ。義姉さんは我慢してるんだろうけど、俺は嫌だね。母さんみたいな姑がいたら、地獄だよ。」と言って、部屋へ行ってしまったというのです。
救世主
夫は「言いたかったことを全部弟に持っていかれた!」と言っていましたが、義弟の繰り出したパンチは強烈!
あの姑を黙らせるくらいの破壊力があったといいます。
その日を境に、姑はさすがに大人しくなり、こき使われることもなくなりました。
自分の息子にそんなことを言われてしまって、少しは反省したのでしょう。
義弟はお付き合いしている人はいるものの、「嫁姑問題で苦労させたくないから結婚する気はない。」と言い続けています。
それにしても、自分の頼みを聞いてほしかったのでしょうが、初孫を子育て中の嫁に向かって「子どもを産んだのはあなたの勝手でしょ?」と言い放ったのには、心底呆れました。
これから先も、普通の姑とは思わずに、注意して付き合っていく必要がありそうです。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:RIE.K