筆者は接客業を中心に色々な仕事を経験してきましたが、どの仕事もとても楽しいものでした。
ひとまとめに接客業とはいえ、業務内容から話し方、接客の仕方まで様々です。
そんな風に色々な仕事を経験したせいで!? まさかの事件に……。何が起きたのか私の体験談をご紹介します。

コールセンターは天職かも?

私がコールセンターで派遣をしていた時のお話です。
元々声を褒められることが多かったのですが、そんな私にコールセンターの仕事はピッタリでした。

お客様に丁寧かつ分かりやすい話し方で、音程などを自分なりに研究して臨むと、きちんと結果が返ってくるのです。
相手の顔が見えない分、「聞き取りやすい、安定した綺麗な声」を目指すようになりました。

業務成績を褒められることが増え、この調子で頑張ろうと思っていた矢先……。
まさかこの声がキッカケで、恥ずかしい目に遭うことになってしまったのです。

私達に任せて! 昔のバイト先を手伝うことに

仕事が休みの日に、昔のバイト先の同僚と遊びに出かけた時の事でした。
そのバイトはお寿司屋さんで、偶然近くを通る事となったのです。
せっかくだからと顔を出して、店のメンバーとスタッフルームで談笑していました。

しかし店内は異様にバタバタ。
話を聞くと、バイトスタッフの当欠があったようなのです。

それならばと、私達は臨時で少しお店を手伝う事にしました。
友人は受付を、私は電話対応に回ることになったのです。ところが……

超丁寧な話し方がぬけない! 周りも大爆笑の赤面事件

お寿司屋の時には、勢いのある元気な声で電話をとっていたのですが、今やコールセンター勤務。
元気に話そうとしても、コールセンターでの超丁寧な話し方の癖が抜けないのです。

私が電話対応をしている声に気付いた元同僚達が、こちらをチラチラと見ながら笑いを堪えていました。
どうにか勢いよく話したいのですが、何度思いだそうとしても丁寧になってしまうのです。
そうして電話を切る前に、

「本日のお電話は、私〇〇が承りました。」

そう言ってしまい、一同は堪えきれず大爆笑。

確かにお寿司屋さんでそんな丁寧にされることはないな……。
そう頭で分かっていても、どうしてもコールセンターの話し方になってしまい、その後も電話を取るたびに笑われてしまいました。

自信を持っていた話し方だったのですが、究極に恥ずかしくなってしまったのでした。

まとめ

その後電話対応した常連さんにワケを話すと、「間違って違う店にかけたのかと思った」と笑われてしまいました。
綺麗で聞き取りやすい声だからいい! というわけではないんですよね。TPOに合わせた電話対応は難しいと学びました。
そして、未だにそのメンバーに会うと、その時の話をされて恥ずかしいです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K