喪服をわざわざ買いたくないという気持ちも分かりますが、不幸は突然やってくるものです。それだけに、冠婚葬祭にまつわる最低限のマナーは頭に入れておきたいですよね。知らないと大恥をかいてしまうことも......
そこで今回は、喪服代を節約しようとしたA子が大失敗してしまったエピソードをご紹介します。

お葬式になぜ……その格好?!

そして迎えた葬儀の日。先生がとても有名な方だったので、会場は格式高い荘厳な場所でした。メディアの取材もあり、参列者もかなり来ています。もちろん、全員喪服です。

ふと見ると......「喪服は買わない」と言っていたA子を発見。
ところが、A子が着ていたものはなんと ──!
大きなリボンが付いたひらひらの黒いワンピース! しかも、よく見ると、薄い綿素材のため、シワシワなうえに足元は素足にサンダルではありませんか! さらに極めつけは、ピンクのかばん......!!

あまりにもカジュアルな装いに驚いてしまいました。

A子はやらかしてしまった事に気付き、「ヤバいわ、帰る!!」と恥ずかしそうに速攻で帰っていきました。どうやら、きちんとした喪服を着ていた知人に「気持ちだから気にしなくて大丈夫よ」と微笑まれ、なおさら恥ずかしくなってしまったようです。

マナーを知っている人からすれば『さすがに葬儀にあのファッションはあり得ない』と思うものですが、知らないのであれば仕方がありません......。恥ずかしい思いをしなように、わからない事は参列する前に調べておくと良いですね。

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※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:中谷 茜
ltnライター:鈴木まさ美