自分の価値観を押しつけてくる姑ほど厄介なものはありません。今回は私の友人A子から聞いた、姑とのゴミ出しエピソードを一つ紹介します。怒った嫁が取った反撃に、姑は……。

朝の支度をサポートしてくれない姑

姑と完全同居しているA子。夫は朝が早く、保育園に通う男の子2人の世話をしながら、家族5人分の家事や自分の身支度をするためいつも朝はドタバタです。

姑は一緒に住んではいるものの朝が弱いらしく、手を貸してくれるそぶりはありません。A子は「同居が始まったときは手伝ってくれたけど、姑は朝が弱いから仕方ない」と自分に言い聞かせていました。しかし、ストレスは溜まる一方……。

ゴミ出しに文句タラタラ……

ゴミ出しの日は朝の8時までに、近所のゴミ収集ステーションにゴミを持って行かなければなりません。A子はいつも締め切り時間ギリギリの8時直前に持っていくのが当たり前になっていました。しかし、それを見ている姑は、「いつもギリギリね」「ご近所さんに見られたら恥ずかしいじゃないの」といつも文句を言ってくるのです。

姑が食べたお菓子の袋や薬のゴミなども一緒に入っているにもかかわらず、姑は自分が持っていくとは絶対に言いません。しかも、A子に自分の部屋に置いてあるゴミ箱のゴミまで集めさせるのです。

嫁、反撃開始!

確かに時間はいつもギリギリではあるものの間に合ってはいるので、姑に文句を言われる筋合いはないと思ったA子。

今までのストレスが積み重なり、姑の発言にカチンときたA子は、わざと姑の部屋のゴミ箱のゴミを集めませんでした。姑からはゴミを集めなかったことにも文句を言われましたが、A子はすべて無視! 代わりに「これからはお義母さんの部屋のゴミは集めませんので。部屋のゴミが溜まったら、キッチンの大きなゴミ箱に入れておいてくださいね」と言い放ったA子でした。

まとめ

「嫁のゴミ出しが気にくわないなら、自分でやればいいのに」と私が姑に言いたくなってしまいました。いつになく強気のA子に、姑は何も言い返してこなかったそうです。朝が弱いと動きづらいという気持ちは理解できますが、嫁の子育てや家事にもっと寛容的であってほしいですね。完全同居を選択したことをA子がこれ以上後悔することのないように祈るばかりです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K