私の友人から聞いた体験談です。よく一緒に飲むAちゃんには、理解できない行動があり、そこには図々しい思惑があったようで……?
タクシー相乗り
私はその日友人数人と飲んでいました。「そろそろ解散するか」という流れになり、タクシーを呼ぼうとしたとき、一緒に飲んでいたAちゃんから声をかけられました。
「タクシー代浮かすために、タクシーを相乗りして帰ろうよ!」と提案されたのです。
私の家は飲んでいるところからタクシーで15分くらいの距離。Aちゃんの家を経由すると25分くらいかかります。そのため、そんなにお金が浮くわけではありませんが、まだ話し足りないのかな? と思い提案を了承しました。
そして、Aちゃんの自宅前に到着してAちゃんは「今日はお疲れ〜」とタクシーを降りていきました。Aちゃんはお金を払わず、颯爽と帰ってしまったのです。
「まあ結構飲んでいたし、酔っていてうっかりしたのかな?」とさほど気には留めませんでした。
別の日の飲み会
その飲み会から1週間後、またしてもAちゃんと飲む機会がやってきました。この日も公共交通機関が走っていない時間まで、お酒を楽しみました。
そして前回同様に、タクシーで帰ることに……。すると、またしてもAちゃんからタクシーに相乗りして一緒に帰ろうと提案されます。
提案を承諾して、一緒にタクシーで帰ることになり、先にAちゃんの家へ向かいました。すると、この日もAちゃんは当然のようにタクシー代を払わず、さっさとタクシーを降りて帰ってしまいました。
そして私は、前回のタクシー代もまだ受け取っていないことに気がつきます。
思惑に気がつく
Aちゃんとタクシーに相乗りして帰ると、まっすぐに自分の家に帰るよりも10分程度多く時間がかかり、その分タクシー代もかさみます。
本当に毎回うっかり支払い忘れているという可能性もゼロではありませんが、Aちゃんの「タクシー代浮かすために、タクシーを相乗りして帰ろうよ!」というのは、私にタクシー代を払わせて自分のお金を浮かすという意味だったと気がつきました。
それ以降もAちゃんは一緒に飲むたびにタクシーの相乗りを提案してきますが、これまでのタクシー代については完全スルーされてしまっているため、何かしらの理由を付けて別々に帰るようにしています……。
まとめ
友人に良いように利用されていると気づくと、悲しいですね。いずれ距離を置くきっかけになってしまうかもしれませんが、友人の気持ちを考えると、仕方ないように思います。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:Emi.A