端午の節句を前に、勝山市の福井県立恐竜博物館に4月25日、恐竜をモチーフにした「恐竜こいのぼり」がお目見えした。5月12日まで、来館者の目を楽しませる。

 博物館が毎年企画。県内で発見された新種の恐竜フクイティタンやフクイラプトルなど5種類がそれぞれ描かれ、長さは2〜5メートル。館内の恐竜模型を多く手掛ける荒木一成さんが制作した。

 この日は、まつぶんこども園(同市)の5歳児21人が招かれ、谷川由美子館長らとロープを引き、恐竜博物館東側の広場に掲げた。園児全員が元気に童謡「こいのぼり」を歌うと、春風に乗って悠々と泳ぎ出した。園児は「楽しかった」「魚みたいに恐竜が泳いでいる」などと見上げていた。