◇JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ 2日目(26日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

今季3戦目に臨んだ吉田優利は、苦しい予選落ちとなった。初日は1オーバー60位で予選通過圏内だったが、第2ラウンドで1バーディ、5ボギーの「75」と崩れ、通算5オーバーに後退。悔しさをこらえ「スコアと自分の調子はマッチしている」と潔く振り返った。

序盤はショットでチャンスを作った。11番はピン右手前約2mにつけてバーディを奪い、12番(パー3)は3m弱のチャンスをカップに蹴られてのパー。14番もバーディパットがカップをなめた。「どんどんリズムを作って行きたかったけど、風が気になって自分のスイングができなかった。打ち急いだり、そもそも芯に当たらなかったり。ショットが良くないとアメリカツアーでは上がっていけない」と厳しい現状を受け止める。初日13/18(72.2%)だったパーオン率は10/18(55.5 %)に低迷した。

4週前の「フォード選手権」後、スイングのテークバックを中心に見直したが、「いざコースに出ると風なり方向なりで自分が真っすぐに立てているのかも分からなくなった。そういうかみ合わせが難しい」。出場が限定的なカテゴリー14から出場優先順位を上げたいが、第1回のリシャッフル(出場優先順位入れ替え)が迫ってきても調子が上がらない。「自分の“いい状態”に持っていって、どんなゴルフができるのかを早く見られたら」と切実な思いを吐露した。

今大会後は29日開催の「全米女子オープン」カリフォルニア地区予選会(ソール・パークGC)へ。当コースから車で約1時間半の会場で、1日36ホールの長丁場に挑む。その翌週にはリシャッフル前最後の試合になりそうな「コグニザント ファウンダーズカップ」(ニュージャージー州アッパーモントクレアCC)が控える。厳しい戦いを前に、懸命に準備を整える。(カリフォルニア州ロサンゼルス/石井操)